介護職には、良い意味での職業病と悪い意味での職業病があります。
良い意味での職業病としては、普段から高齢者のことを気遣うようになるということです。
高齢化の進む日本では、道を歩いているだけでも多くの高齢者を見かけることが多くあります。
普通はそのような高齢者を町で見かけたとしても、行動を起こすことはあまりないかもしれません。
しかし、介護職で働いている方は高齢者と接する機会が多いので、普段何気ない道で見かけた高齢者も気遣うようになってしまうのです。
例えば信号を渡る際に荷物を持ってあげたり、困っている様子があれば声かけをしたり自然にするようになることもあります。
こういった良い意味での職業病を持つ方が増えれば、町で困っている高齢者が減るかもしれません。
介護職の悪い職業病としては不眠が挙げられます。
介護施設で働いている職員は早出や遅出の業務を行うことが少なくありません。
その結果、生活リズムが不規則になってしまう可能性があります。
早出の前の晩は早く眠らないといけませんが、どうしても寝られないという悩みを抱える方も多くいるようです。
その際に睡眠薬を使ってしまうと危険な循環に入ってしまう恐れがあるので、上司の方に相談することが大切です。
勤務の状況をあまり変動させずに固定してもらうことが出来れば、こういった職業病になってしまう可能性を下げることが出来ます。
介護職の方への心のケアが社会的にも求められており、自分だけで解決しようとしないことが大切です。