介護業界に勤めていると、プライベートにも様々な影響をもたらします。
例えば、街中で高齢者を見かけた時は分かりやすいのではないでしょうか。
普段は介護をする対象であるため、ちょっと足元が覚束ない年配の方だったりすると、介護職として手を差し伸べた方がよいのか頭をよぎってしまうのです。
これは介護職の典型的な職業病であり、咄嗟に考えてしまうのでなかなか避けられない人も多いのです。
中には、本当に声をかけて困りごとがないか語りかける介護職の鏡のような人もいるでしょう。
また、ナースコールに似た音につい反応してしまうことも、介護職の職業病の一つです。
コンビニの入店音、その他呼び出し音など、いきなり聞き慣れた音が鳴り出すためうっかり声を出して反応してしまうのです。
ナースコールで使われている曲はクラシック音楽であることも多いので、テレビやラジオなどでその音楽が流れるとナースコールを思い出してしまう人もいるでしょう。
なかなか頭から離れてくれない職業病です。
身体に影響のある職業病としては、やはり腰痛が挙げられます。
移乗など体を使う作業も多いので、腰を痛めてしまい仕事に支障をきたしている人も珍しくありません。
元からストレスを溜めていまいがちな方は、普段の介護の仕事の中で知らない間にストレスを溜め込んでしまって体調不良を引き起こす恐れもあります。
これら職業病は自分自身が将来大変な思いをしかねないので、病院で診察を受けるなど対処しましょう。